弊社では汎用工作機械を用いた金属加工を主におこなっております。
近年では、3DCAD/CAMの発達や多軸工作機械の開発により、複雑かつ高難度な加工が行われるようになってきました。
従来の加工法からすれば、それらの革新的な切削加工はインパクトも強く、製品に高い付加価値をもたらすものですが、本当にその価値は妥当なのでしょうか?
最新の技術、最新の設備を用いて行う加工は、高い品質の代償として高いコストが必要となります。
弊社では多軸加工工程をあえてバラし、複数工程を短時間で手返し良く加工することで、低コストを実現しております。
しかしながら、工程をバラすことによる品質への問題が発生します。
そこで弊社に置いては、自社で設計・開発・製作した治工具(ワークホールド機構)を用いて、要求される製品品質精度を実現しております。
また、すでに成形されたワークからの2次・3次加工依頼にもご対応可能です。
弊社では主に汎用NC旋盤、マシニングセンタを用いた加工がメインとなります。
しかし、弊社が他社と差別化出来る技術に小径内径切削加工があります。
機械メーカーへの弊社からの提案によって設備をカスタマイズし、Φ4mm~Φ10mm程度の小径内研研磨加工を低コスト・高品質で実現します。
詳細はご連絡ください。
【実績サンプル】
ピニオンギヤ
内径Φ4mm程度
要求公差範囲18μm
素材を提供いただき、内径研磨加工のみの作業
クラッチソケット
内径Φ5mm程度
要求公差範囲12μm
弊社において旋盤加工も可能
(クラッチ部は成形品)
※外周部をチャッキングして研磨加工を行うため、外周フレが加工内容に影響します。
ものづくり補助金を活用し、常に新しい取り組みを推進しています。
【平成25年度採択】
「CAM及び3Dプリンタを活用した最適な製造方法提案型サービス体制の構築」
製造部門の外注化や海外移転により製造ノウハウを持たなくなってきた大手川下企業では、製造方法を考慮した設計能力が低下傾向にある。そこで、CAMと3Dプリンタを活用し当社ノウハウを具現化することで、最適な製造プロセスでの見積りを提案できるサービス体制を構築。
3DCAD/CAM、熱溶解積層方式3Dプリンターの購入
【平成28年度採択】
「残留応力で発生する熱変形を考慮した加工プロセスの構築」
切削加工時に発生する残留応力の影響によって熱処理後に形状が変形する。そこで、熱変形を考慮した加工プロセスを構築し、手直し工程を省略することによって生産性アップと低コスト化を図り、新規案件の受注拡大を目指す。
KEYENCE製3D形状測定器の購入